追悼文
を是が非でも書きたいという気分でもなく、これから書くことを読んでもらいたい人が読むこともけっしてないのだけれど、これを書いておかないと、他のことをネットの上の、ここやよそで発言する気になれないので書きます。
やすさん(千安和文さん)がなくなったみたいです。
みたい、と書くのもへんですが、面識のないネットワーク上だけのつきあいだとリアリティーのある訃報がないので、本人から「わし、死んだのでよろしく」と掲示板に書き込んでくれるかメールを貰うかしないと、ほんとうには腑に落ちない。けれど、やすさんがほぼ毎日書いていたブログの更新が止まり、最後の記事につけられた事情を知るらしき人々のコメントを見ると、そんなメールがくることはもうないのだということが、理解できました。
そのブログは酔どれ日記といいます。
商売の方のサイトに書いていた同名の日記を切り離して、ブログに移してからはエンジン全開でよっぱらい関係ばなしを繰り広げていました。わたくしもほぼロムでずっと読んでいましたが、歌を詠んだり、学生時分のことを語ったりして、これまで知らなかった1面を見せてくれていました。
やすさんは、エクステリアクラフトグループというのをつくり設計担当(時々職人しごとも)として造園外構工事をしていました。そしてそのサイトを運営していました。
隣接する地域の同業の先達、なのですがなんというか、加古川のちょっとおもろいオッチャンでした。
活動エリアが、はしっこのほうでかすかに重なりあうくらいの距離だから、その気になればいつでも直接おめにかかれると思っていました。時間はまだまだあるとおもっていました。まだまだいろいろ教えて貰えることがあると思っていましたが、いまでは、いつまで残っているか分からないけど、やすさんのサイトに既に書かれた文章を読み返すことしかできません。
ああいうスタイルでああいうことを考えて仕事しているおっちゃんが加古川にいるということが、大げさな言い方をすれば、わたくしに少し勇気を与えてくれていたとおもいます。
最後に、サイトリニューアルで階層が深くなってしまった、やすさんの数年前のエッセイへの直リンクを書いておきます。
http://excg.net/list0.html
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